HONYAKUMANの後悔と未来

2024年41歳本厄。事業失敗、妻に愛想を尽かされた男。後悔と愛情と恨みと悲しみの渦の中のおはなし。

完全に資金ショート、犯罪しかない。

絶望


妻は「子供達のクリスマスのプレゼントを(妻の)クレカで買っていい?」

と聞いてきた。

私はいつものように「いいよ」と答える。

1月分の支払いの当てもないのに、、

妻のクレカでなんとか12月は生活できた。

問題は年始の親戚の集まりだ、、

そのお金も捻出できない私はただ黙るしかなかった

惨めで情けない時間だった。

妻は形だけでもと少ない金額をお年玉袋にいれてくれた。

私の頭の中はもう思考回路を停止するしかなかった。

毎月10日の生活費に渡す金額はいつもながらケータイ代合算払いも

含めて+10万円。

もちろん隠している借金は滞納、市県民税も滞納、家庭裁判所からの通知も複数来ている状態だった。

それに加えて事業の少ない入金分は60万円近く前倒しで支払いしてもらっていたので

入金予定は全くなかった。

私は仕事をすると出かけては借りられるローンも無くただ途方にくれ

老人の家に押入れば、、、なんとかお金を作らなければ、、、

ただその様なことをひたすら頭の中で浮かべては現実に戻り、浮かべては現実に戻り

繰り返していた。

そうしている間にも家庭にお金を入れる最終期日(妻のカードの引き落とし日)の10日

が迫っていた。

 

 

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