妻は「子供達のクリスマスのプレゼントを(妻の)クレカで買っていい?」
と聞いてきた。
私はいつものように「いいよ」と答える。
1月分の支払いの当てもないのに、、
妻のクレカでなんとか12月は生活できた。
問題は年始の親戚の集まりだ、、
そのお金も捻出できない私はただ黙るしかなかった
惨めで情けない時間だった。
妻は形だけでもと少ない金額をお年玉袋にいれてくれた。
私の頭の中はもう思考回路を停止するしかなかった。
毎月10日の生活費に渡す金額はいつもながらケータイ代合算払いも
含めて+10万円。
もちろん隠している借金は滞納、市県民税も滞納、家庭裁判所からの通知も複数来ている状態だった。
それに加えて事業の少ない入金分は60万円近く前倒しで支払いしてもらっていたので
入金予定は全くなかった。
私は仕事をすると出かけては借りられるローンも無くただ途方にくれ
老人の家に押入れば、、、なんとかお金を作らなければ、、、
ただその様なことをひたすら頭の中で浮かべては現実に戻り、浮かべては現実に戻り
繰り返していた。
そうしている間にも家庭にお金を入れる最終期日(妻のカードの引き落とし日)の10日
が迫っていた。