HONYAKUMANの後悔と未来

2024年41歳本厄。事業失敗、妻に愛想を尽かされた男。後悔と愛情と恨みと悲しみの渦の中のおはなし。

破綻

破綻


ついにカードの引き落とし日の1月10日になった。

私は借金のための借金、すべての口座に入っているお金を集めた。

なんとかカードの引き落とし金額20万円には足りたがすでに

限界を越えていた私の家庭の経済状況は崩壊した

私はこれまで隠して来た状況を話した。

事業がうまくいかなかった時にそれを隠したがために、

そのための生活を続けて来たことを告げた。

数日後、その話を聞きつけた母や叔母が駆けつけた。

私は今の状況では自己破産しかないこと、この様になった理由は

ただ私の考え方によるものだと、すべて私の考えが招いた結果だと

謝罪した。

叔母は「私があなたの借金を管理する。自己破産はいつでもできる。これからできるところまで返済するのが自分のためになると」私に言った。

私は自分には今は何も隠すものがないという安堵と崩壊してしまった経済状況に

ただただ叔母の考えに従うしかなかった。なぜなら私が今まで考えて行動して来たことは

異常でしかなかった為だ。

 

 

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