HONYAKUMANの後悔と未来

2024年41歳本厄。事業失敗、妻に愛想を尽かされた男。後悔と愛情と恨みと悲しみの渦の中のおはなし。

初めての精神病院

精神病院の診察

精神病院受診の当日になった。

噂ではよく聞く精神病院

自分で「自分の考え方が正常なものかどうか知りたいのでカウンセリングを受けてみたい」

と言ったもののカウンセリングがどう言ったものなのかもよく知らないし、

カウンセリング=精神病院になるとも思っていなかった。

受診して精神病と診断されてしまえばそれはそれでどうしても良いかわからなかった。

 

ただその時の私の感情は約6年に渡るの虚言や借金を隠し続ける思考回路で混乱していたし。

その心配がない状態でもいたるところのCMでローンや借入を見るたびに

どうかやって借りられないか申し込みできないか真剣に頭の中に考えてしまうほど

癖ついていたのだ。

病院に着くと至って普通の病院だった。

受付を済ますとまず担当の方が現在どのようなことで悩んでいるかヒアリングをしてくれた。

現在何で悩んでいるのかどのような心理状態なのか何が原因と思っているのか。

私はその時の考え付くことをできる限り説明した。

そのあと受診だった。

医者の言ったことは「自己肯定感かなぁ?借金の依存とかだったらプログラムに参加して見る?」

と言うことだった。

私は自分の考えを信じないと固く思っていたので「はい」と答えた。

初めての精神病院はなんともスッキリしない感触ではあったがこんなものかと

思った。

そしてその参加プログラムの予約や説明を聞き、叔母と帰路に着くのであった。

いい大人になって叔母に付き添われ、病院代を出してもらい、生活するのは

とても惨めではあったが私にはもう叔母に従うしかなかったのだ。

 

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